角膜潰瘍注意報発出!充血して痛いけどコンタクトしたら少し痛くない、は危険信号!

お久しぶりです。急に寒くなって身体がついて行かず免疫力が下がっているのか、乾燥してきたので角膜に傷が付きやすいのか、はたまたテレワークでパソコンに縛り付けられて瞬きが減っているためか、最近、ソフトコンタクトレンズを使っている方に角膜潰瘍の人が増えています。
うちでもこの3週間で4人ほど痛みで来院し、角膜潰瘍の治療を始めた方がいらっしゃり、そろそろ警鐘を鳴らす時かと!!

そもそも、ドライアイだけでも角膜に傷がつきますが、レンズを装用すると更に傷がつきやすくなります。
角膜は基本的に非常に丈夫な組織ですが、傷がついた瞬間に雑菌などに対して非常に弱くなり、菌が取り付きます。雑菌はひとたび角膜にくっつくと、その毒性で周りの角膜を溶かしつつ数を増やしていきます。
角膜は白く濁り、炎症のため痛く、眩しくて、涙が止まらない。゚(゚´ω`゚)゚。。つらいです。
ひどくなると、病巣を取るために角膜を削ったり、濁りが大きく広がってしまうと失明状態なので角膜移植を受ける、などどうにもこうにも大変な人生になることもあります、、

最近はソフトコンタクトレンズが主流ですが、そこに問題があって、ソフトコンタクトレンズをしているとあたかもバンドエイドみたいにちょっと痛みが減るのです。でも、菌に触れたソフトコンタクトレンズはもう台所の汚れたスポンジみたいな物です。ちょっと痛むけれど何とか我慢できるからと赤い眼にレンズを装用していると、その奥で角膜潰瘍はゆっくりしかし確実に進行していく事があるのです。

皆様、お願いです。
コンタクト装用して痛い時は眼鏡にしてください。充血などある時は頑張って装用せずに、はやめに眼科受診してください。痛いけど我慢してソフトコンタクトレンズ使っていると、やっぱり更にひどくなるのですっ!

ご自身の目を守るのはあなた自身です!