きらきら?ギザギザ?ぴかっ?ほわわわわー?

梅雨になると、体調が悪くなったり気分が落ち込んだりしやすいですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

眼科にいらっしゃる方々の理由には「見えない、変に見える」と「痛い、目やに、痒い」が多いですね。心配ですものね。

 

今日はよく患者さんから訴えられる「きらきら見える」ことについてお話しします。

「きらきら見える」と一言に行っても、よくよく伺うと、きらきら、ギザギザが見える、真ん中は見えるけど周りがぼんやり見える。光が走る感じがある、ある場所だけ光りやすい、などなど千差万別!

以下に考えられることの一部を、、、

閃輝暗点;これは本当にびっくりしますね。草臥れたときやストレスがかかった時など、脳内の血管の収縮拡張が眼の奥の神経を圧迫することにより起きる現象です。白や金銀などの色のギラギラ、ギザギザが視界の周辺のほうから出てきて広がり始めます。勿論そのうちに消えていくのですが、気持ち悪くなったり、頭痛がでたりしてああ、鬱陶しい!

院長が体験したときは、白銀のタイルみたいなのが端から上のほうに伸びていき、閃輝暗点だとわかっていても、やはりドキドキしました。

たいていは症状が出たときに対応すれば良いのですが、稀に脳腫瘍が隠れていることもあるので、何度も起こる場合は頭の中に問題がないかどうかを調べる必要があります。

 

光視症;夜や、暗いところでぴかっとしたり、フラッシュがたかれる感じ、光が走る感じ、と表現されることがあります。結構多いです。

眼の奥の網膜は光を受け取る機能なので、眼自体内部の変化が光の感覚を生む事があります。年齢に伴うものもあれば、病気一歩手前の警告みたいな事もあります。 たいていは年齢で起きるものであり、多くは心配ないのですが、中には網膜が引っ張られて剥がれそうな状態のことがあります。大丈夫かどうかは自覚症状だけではわからないので、眼の奥を良く診察する必要があります。眼をぐりぐりしたり、ぶつけたときのちかちかは網膜が押される刺激ですが、何事も過度の刺激はいけません。

 

また、いわゆる脳貧血のように急激に血圧変化があった時にもきらきら見えることがあります。無理に力んだり、急に立ち上がったときなどにちかちかします。その症状がすぐ治るのであればよいですが、続く場合は眼科及び内科で検査を受けてください。

 

あ、そういえば、青空くらいに広く明るいところを片目で見つめていると(ああ、勿論ですが太陽を見ちゃだめですよ(;´・ω・)!)、きらきらした小さな丸いものがたくさん動き回っているように見えることがあります。

あれね、眼の中の血管を流れる赤血球なんですよ。コロコロきらきらして可愛いので今度試してみてください♡